令和4年9月1日、多久市議会定例会が開会した。この定例会では29日間の会期が決定された。
議長の野北悟氏は、定足数に達していることを確認し、すぐに本日の会議を開始した。
日程第1では、議会運営委員会が協議した結果に基づき、今期定例会の会期が本日から29日間とされ、そのことについて異議がないことが確認された。
続く日程第2では、会議録署名議員として、9番議員の平間智治氏と10番議員の中島慶子氏が指名された。
日程第3では、議案が一括上程された。具体的には、議案甲第24号から第28号、議案乙第32号から第44号、報告第11号の合わせて19件の議案が取り上げられた。
特に市長の横尾俊彦氏が提案した議案甲第24号は、選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正を含み、公職選挙法施行令の改正に伴う経費限度額の引き上げが目的である。そのほか、育児休業に関する条例の改正や税条例の一部改正など、多岐にわたる議案が整備された。
意見書第3号と第4号も上程され、地方財政の充実と会計年度任用職員の処遇改善に向けた法改正が強調された。特に意見書第3号では、急速に進む少子高齢化への対策や地域活性化の必要性が提起された。
議会では今後、予算の倹約と効率的な運用を求められている。市民への影響も大きいため、引き続き地方財政の安定した確保が望まれる。議長は委員長の報告を受けて、商工者への支援や新規雇用の促進についても注視することを訴えた。
最後に、散会の挨拶が行われ、今会議における全ての議事が終了した。会議は午前10時43分に散会した。