令和5年5月11日、多久市において臨時議会が開催された。
この臨時会では新たに選出された議員たちが集まり、議長および副議長の選挙を行う重要な議事が進行した。最初に議長選挙が行われ、野北悟氏が再選を果たし、「市勢発展のために頑張っていく」との意気込みを示した。
続いて、田渕厚氏が副議長に選出され、議会の運営に貢献することを誓った。常任委員会の選任も行われ、中島國孝氏が総務文教委員会委員長、在副委員長には千北政利氏が選任された。これにより、議会の組織運営が整った。
さらに、議会広報委員会および議会運営委員会の委員も選出され、廣橋時則氏と香月正則氏がそれぞれ委員長に選任されるなど、今後の議会活動への期待が高まっている。
特筆すべきは議案の一括上程であり、議案甲第17号から第19号、議案乙第18号及び第19号が提案された。主な議案内容としては、市税条例や国民健康保険税条例の改正、一般会計補正予算に関するものが多い。市長の横尾俊彦氏は提案理由を説明し、特に固定資産税の軽減措置や子育て世帯への支援を強調した。特に、令和5年度の補正予算案では、物価高騰による生活支援が重要視され、低所得世帯に対して一人当たり50千円の支給が予定されている。
議案に対する質疑では、議員たちが活発に意見を交わし、すべての議案が承認された。議決事件の字句や数字などの整理も行われ、議会は円滑な運営を表明した。最後に、鷲﨑義彦氏が新たに監査委員に選任され、今後の責務を果たす意向を示した。
この臨時会では、議会の新体制が固まり、各委員会の設置や議案の承認がスムーズに行われたことから、今後の市政運営が期待されている。