令和5年12月7日に開催された多久市の定例会では、複数の議案に対する質疑が行われた。
この会議では、「令和5年度多久市一般会計補正予算(第6号)」に関する議案についての質疑が重点的に行われた。田渕 厚議員は、この補正予算に含まれる戸籍住民登録に要する経費について詳しい質問を展開した。特に、システム改修にかかる時間とその影響についての関心が寄せられた。
市民生活課長の今泉 修一氏は、システム改修は令和6年度まで続く見込みであり、運用開始は同年度中を予定していると説明した。また、氏名の振り仮名を記載することで、行政事務のデジタル化が進み、本人確認が容易になるとの効果を強調した。
さらに、田渕議員は運用開始日に関するクリアな説明を求め、スケジュールの未定性について指摘した。それに対し、今泉課長は詳細なスケジュールについては国からの情報待ちであることを明らかにした。
また、振り仮名の届出方法についても言及。市民への周知や通知方法についても、国と連携しながら対応に努める方針が示された。加えて、誤った表記に関するリスクについても言及し、細心の注意を払って対応することを誓った。
一方、渡島 幸司議員は「令和5年度多久市一般会計補正予算(第6号)」の体育施設運営に要する経費について質問。現在使用中の野球場のスコアボードの老朽化について言及し、改修の必要性を訴えた。教育振興課長の浅川 昌克氏は、改修計画の背景や費用、その際の財源についても詳しく説明を行った。
最終的に、議案の委員会付託も行われ、総務文教委員会や産業厚生委員会にそれぞれ議案が付託された。午前10時32分に本日の議事日程が終了したことが報告された。今後の進展に注目が集まる。