令和元年5月10日、多久市議会は臨時会を開催した。出席したのは、議長の山本茂雄氏をはじめとする15名の議員であり、その中で議長選挙などの重要な議題が取り扱われた。
議会運営を円滑に進めるために、議長選挙が実施された。議長に山本茂雄氏が、また副議長には中島慶子氏がそれぞれ当選した。この選挙は、無事に終了し、新体制が整ったことで、議会の運営が一層活発になることが期待される。
常任委員会委員の選任や、正副委員長の互選も行われた。市民に近い議会を目指すことが強調され、各委員の役割が今後の議会運営にとって重要である旨が述べられた。これにより、議会の効率的な運営が期待されている。また、議会広報委員会と議会運営委員会の委員選任も完了した。
さらに、複数の選挙が行われ、議員選出の役割が果たされたことも重要なポイントとして挙げられる。中でも、佐賀中部広域連合議会議員や、多くの地域委員の選出が行われ、新たな議会の体制が整ったとの報告がされている。特に、各地域における声を反映させていく意義は大きく、議員に対する市民の期待が寄せられている。
また、いくつかの議案が一括上程され、提案理由が説明された。具体的には、多久市税条例等の一部改正や、国民健康保険税条例の改正案が取り上げられた。これらは地方税法の改正に伴うものであり、それに基づく専決処分の承認が求められている。市長の横尾俊彦氏は、これらの改正が市民にとってより良い制度となることを願っている旨を述べた。
最後には、すべての議件は原案通り承認され、新たな決議がなされたことが確認された。全国的な施策や福祉制度の充実が求められる中、地方自治体としての姿勢が問われている。このような中で、多久市議会がどのように市民のために機能していくのか、関心が寄せられるところである。