令和5年3月6日、多久市で行われた定例会議において、様々な議案が審議され、質疑が行われた。
特に注目を集めたのは、「地域包括支援課長」「西村雪彦君」の提案する高齢者生活移動支援事業である。これは、運転免許証を自主返納した高齢者の移動手段を支援するものであり、タクシー運賃の2割を市が補助するとしている。今後の計画では、地域での協力により、受け手と出し手の意向を調整するとしており、80歳以上の高齢者に向けての施策が求められる。
また、「総合政策課長」「梶原聖司君」が説明した定住政策推進に関する経費も議題となった。この経費の一部は定住促進補助金に充てられ、住宅取得に対する補助が含まれる。ここでは、具体的に140世帯の支援を見込んでおり、地域活性化のための施策と位置付けられているため、今後の実施が期待される。
さらに、「商工観光課長」「中村茂君」が取り上げたウォールアート推進事業も重要な施策である。これは市内にアート作品を作成・展示することで地域の魅力を発信し、交流人口の増加を促進する内容となっている。具体的には、2025年度までに新作20点を制作する目標が示された。
また、図書館関連の質疑も多く、「教育振興課長」「浅川昌克君」によって、図書館創立100周年記念事業の詳細が説明された。イベントは、地域の著名人を招くパネル展や講演が予定されており、住民参加を促す力強い広報が必要とされている。特に、田川清美氏や滝口康彦氏の紹介など、多久市の文化的資源を広く発信する計画が進行中。