令和3年3月18日、多久市議会において定例会が開催された。
議長の山本茂雄氏は、出席議員が定足数に達していることを確認し会議の開会を宣言した。これに先立ち、議会運営委員会で協議された議事日程の一部変更が行われた。
議案に対する委員長の報告が続く中で、まず総務文教委員長の古賀公彦氏が登壇し、取り扱った4件の議案について決定内容を報告した。その中には地元交通に関する条例改正も含まれ、全会一致で原案通りの可決が強調された。
次に、産業厚生委員長の平間智治氏は、4件の議案について慎重に審査した結果、全件原案通り可決すべきとの報告を行った。特に国民健康保険税の改正が住民の理解を得られるかどうかが注目された。
予算特別委員長の樺島永二郎氏は、21件の議案の結果を詳述し、特に令和3年度一般会計予算について、賛成多数で可決する意義を説明した。市民サービス向上や健康維持に向けた施策が求められる中、予算の効率的な活用が今後の鍵となる。
質疑の回では、各委員長の報告に対して質疑応答が行われたが、今回は質疑がないことが確認され、採決が進んだ。総務文教委員会の議案が全て可決され、次に産業厚生委員会での議案も無事に通過した。予算特別委員会における議案も、多数決での賛成により可決された。
その後、追加議案として監査委員と人権擁護委員の選任に関する提案がなされ、横尾俊彦市長がそれぞれの候補者を推薦した。いずれも地域活動にも携わり、過去の実績を有する候補者たちであり、同意する声が上がった。
全議題が終了し、最後に議決事件の整備が行われた後、議長によって定例会は閉会となった。今後も持続可能な地域発展に向けて、議会が重要な役割を果たすことが期待される。