令和3年9月28日、多久市議会の定例会が開会し、市長の横尾俊彦氏が演告を行った。
この議会では、国政の流動化や新型コロナウイルス感染症に関する施策、災害復旧に対する取り組みなどが主なテーマとして取り上げられた。
横尾市長は、任期にあたり「初心忘れず、どんどん挑む」を基本方針に掲げ、特に新型コロナウイルス対策に尽力する意向を示した。市内のワクチン接種状況についても触れ、接種率が高まっていることを報告した。また、災害復旧の状況についても言及し、最新の大雨による被害の詳細を明らかにした。
特に、近期の大雨による災害では、床上浸水や公共土木の被害が報告され、関係機関との連携による復旧活動が求められている。市長は、「市民の安全確保を第一に、しっかりとした対策を講じてまいります」と述べ、迅速な復旧を誓った。
議題の一部では、議案の一括上程が行われ、議案甲第20号から議案乙第41号まで23件が上程された。これらの議案では、特定個人情報保護条例の改正や押印見直しに関わる関係条例の整備などが含まれている。議会の出席議員は、これらの議案に対する質疑応答を通じ、具体的な状況改善への期待を示した。
また、議会終了後には全員協議会が開催され、市の様々な課題に関する意見交換が行われる。今後も市民との連携を強化し、市政運営に取り組む姿勢が求められている。引き続き市民の声に耳を傾け、多様な施策を進めることが期待されている。市長の発言は、「市民の皆様と共にこの難局を乗り切りたい」と強調され、今後の展望を語った。