令和2年9月14日に開催された多久市議会では、議案甲第42号の財産取得について議論が行われた。
この議案は、児童生徒用の学習端末を購入するためのもので、総額62,134,600円が計上されている。今回の購入は、国が推進するGIGAスクール構想に基づき、児童生徒全員に安定した学習環境を提供する目的で進められている。市長の横尾俊彦氏が提案理由を説明し、教育のIT化を進める重要性を強調した。
本議案に対する質疑も行われ、特にタブレットパソコンの台数について意見が交わされた。議員の樺島永二郎氏は、1,295台のタブレットが1,365名の児童生徒に対して適切ですかと質問した。これに対し、学校教育課長の中西順也氏は、過去の児童生徒数や既存の端末を考慮し、納入後の運用についても計画があると説明した。
また、質疑においては、タブレットの納入スケジュールや、クラウド環境への接続作業についての確認が求められた。学校教育課長は、必要な手続きを経た後に児童生徒に渡されるプロセスを具体的に述べた。特に、タブレットの納入は予定通り進められる見込みであるとした。
会議の最後には、議案が総務文教委員会に付託され、今後の審議が期待されている。この追加議案は、教育環境の向上を目指す重要な施策として、全議員の関心を集めていることが伺える。今後の進捗にも注目が集まる。