令和3年11月15日、多久市議会は定例会を開き、重要な議案が審議された。
本会議では市長の横尾俊彦氏が、子育て世帯への臨時特別給付金についての方針を表明した。年内に50千円を先行給付し、残りの50千円は12月27日に一括して給付する計画であると述べた。これは岸田総理の発言を受けたもので、全額給付の方針を明確にしたことが注目されている。
市長は、他の支給対象者に対しても申請手続きの必要性について触れ、適切な手続を求めた。横尾市長の発言によれば、これにより市内の子育て世帯の経済的負担が軽減される見込みである。
また、審査報告では、総務文教委員長の中島國孝氏が、体育施設条例の改正について確認した。特に、緑が丘弓道場の維持管理の問題に関して、今後さらなる調査研究を行なうとの意見が出された。これについては、今後の運営における重要な課題とされ、意見のまとまりが期待されている。
産業厚生委員長の鷲﨑義彦氏は、特定教育・保育施設及び国民健康保険条例の改正について報告。全会一致で可決すべきとの結論が得られ、健康と教育の底上げが図られる見通しとなった。
予算特別委員長の田中英行氏は、8件の予算案についても全会一致で可決を伝えた。これにより、各種特別会計の補正予算が確保され、地域発展に向けた基盤が整うことが期待されている。
質疑の時間は設けられず、委員長報告は全体として無事に終了したことが議長の野北悟氏によって確認された。議会は委員会付託の省略についても賛成多数で進められ、次の議事に無事に到達。最終的には、議決内容の整理が議長に委任され、スムーズな閉会を迎えた。議会終了後には情報交換会が予定され、市議会と執行部の連携が一層強化されることが期待されている。