令和3年3月の多久市議会定例会が本日開会した。
議長の山本茂雄氏は、出席議員が定足数に達していることを確認し、直ちに議会を開く旨を述べた。
この会議では、18日間の会期で様々な議案が取り上げられる。
まず、日程第1の会期及び議事日程の決定では、議会運営委員会の協議を基に、会期を18日間とすることに対し、異議なしと認められた。
続いて、会議録署名議員の指名については、8番議員の中島國孝氏と9番議員の平間智治氏が選ばれた。
次に、市長の横尾俊彦氏が演告を行い、現在の市政や新型コロナウイルス感染症対策について所信を述べた。
「新型コロナウイルスの影響で、現在も市民の多くが困難な状況にある。特にエッセンシャルワーカーの方々には感謝の意を表したい。」と指摘した。
市長はまた、国の支援策を活用して経済維持対策を強化し、今後の感染状況に注意を払う必要があると強調した。
予算案についても言及し、「令和3年度における総額は1,285,000,000円である。これにより、多岐にわたる施策の実施を考えている」と発表した。
特に新型コロナウイルスワクチン接種の実施は重要であり、早期に接種が行える体制を整えていると述べた。
市長は今後も市民と連携し、感染対策や経済の再生に取り組む決意を示した。
また災害対策の重要性にも触れ、「過去の豪雨被害からの復旧は着実に進めていく」と述べた。
続いて提案理由の説明が行われ、議案が一括して上程された。
議案には、国民健康保険税の改正などが含まれ、市の財政運営に関する重要な内容となっている。
最後に、委員長報告が行われ、各種の継続審査事件も承認された。
一連の議事を受け、今後の動きが注目される。