令和3年10月22日、多久市議会において定例会が開かれ、様々な議題が審議された。議事は、日程の変更から始まり、各委員長から付託議案に関する報告が行われた。
議長の野北悟氏は開会の挨拶で、議員に市長要請のもと情報交換会を後日開催することを伝えた。
初めに、総務文教委員長の中島國孝氏が報告を行い、特定個人情報保護条例の改正に関する議案が全会一致で可決されたと述べた。また、押印の見直しに伴う条例については慎重な審査を経た後、少数賛成で否決されたことが強調された。
続いて、産業厚生委員長の鷲﨑義彦氏が、同和地区住宅新築資金等貸付条例の廃止に関する議案を報告し、これも原案通り可決されたと報告した。次に、予算特別委員長の中島慶子氏が補正予算に関する詳細を説明し、特に新型コロナウイルス対策としての中小企業向け事業継続支援金が計上されていることを示した。
その後、決算特別委員長の田渕厚氏が、令和2年度の歳入歳出決算の認定について報告し、調査と審査を経て原案通りに認定するべきとの結論が下されたと述べた。
また、追加議案が上程され、特に弓道場建設工事における請負契約の変更について議長が説明し、一般会計補正予算に関する内容も可決に向けて貴重な情報が提供された。
新任の教育長に石田俊二氏を提案する議案に関しては、市長の横尾俊彦氏が、田原優子氏の長年の功績を称えつつ新たな任命を行うと述べた。田原氏は過去6年間、教育行政に重要な役割を果たしたことを認められ、感謝の意が示された。
最後に、意見書第2号が上程され、コロナ禍による厳しい財政状況に対処するために地方税財源の充実を求める内容が確認され、一律の可決が決定された。その際は、全議員による賛同が示されたことが強調された。
定例会は午前11時に閉会し、関係者による報告は終了した。今後は、新たな議題に基づいた議会運営が期待される。