令和4年6月20日に多久市において定例議会が開催された。
議長の野北悟氏は開会を宣言し、市長の要請により終了後に全員協議会を行うことを通知した。この日の議事日程は、配布物に基づいて一部変更され、会議が進行した。
最初に、総務文教委員長の中島國孝氏が議案甲第19号から議案甲第22号までの4件についての審査報告を行った。各議案について全会一致で可決すべきとの決定を伝えた。次に、予算特別委員長の山本茂雄氏が令和4年度予算に関する報告を行い、こちらも全会一致での可決を承認した。
質疑の場では、委員長報告に対する質問は存在せず、議論はスムーズに進行。討論においては、予算関連議案が続けて可決された。特に、議案乙第30号の一般会計補正予算や、乙第31号の国民健康保険事業特別会計補正予算については、各々全会一致での承認が得られた。
続いて、追加議案として上程された議案甲第23号、つまり副市長の選任についてが議題に挙げられた。市長の横尾俊彦氏は、現副市長の荒瀬弘之氏の再任を求めた。荒瀬氏は多くの職責を経た後に副市長として重要な役割を果たしてきた実績紹介し、再任を支持するように呼びかけた。
これに対して、國信好永議員は反対の意を示し、現在の市政における副市長の必要性に疑問を投げかけた。市長はその反対意見に対して反論し、副市長職の重要性を強調した。この議論の末、議案は起立採決で賛成多数をもって可決されることとなった。
この後、全ての日程が終了し、議会は無事閉会に至った。この定例会の進行において、各議案は円滑に可決され、特に予算関連の議論が市民の利益につながる透明性を強妙に保持していることが印象的であった。