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特定外来生物防除対策や学校給食の無償化提案、富田林市議会で多岐にわたる議論

富田林市議会の定例会で特定外来生物クビアカツヤカミキリの防除や学校給食の無償化について多くの議論が展開された。
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令和5年12月13日、富田林市議会での定例会が開催された。合計で8名の議員が様々な重要なテーマについて質問を行い、特に特定外来生物クビアカツヤカミキリの防除対策についての議論が目を引く内容となった。

尾崎哲哉議員は特定外来生物クビアカツヤカミキリに関する質問を行い、被害状況や防除対策の予算などに言及した。尾崎氏は、「桜並木や果樹園に大きな影響を及ぼすこの生物に対し、早急な対応が求められるのではないか」と訴えた。市民人権部長の土井清美氏は、石川桜堤や滝谷公園など多くの桜に被害が出ている現状を説明した。

さらに、今年度予算は106万3千円の委託料に加え、薬剤購入に466万4千円、印刷製本費が42万9千円とし、特に来年度以降の対応が関心を集めた。尾崎氏は、これらの防除対策では、桜の木の枯死の防止を目指すには不十分であるとの懸念を表明した。

次に、学校給食の拡充に関しても質疑が行われた。特に、経済情勢の影響を受けた給食の無償化の必要性が強調され、大阪府下で進められる給食無償化の事例を挙げて市の見解を尋ねた。教育長は、学校給食の無償化が少子化対策に有効であると認識しているとし、今後の方策について検討を進める意向を示した。

さらに、富田林市のデジタル化推進のためのDX戦略についても質問が続いた。新庁舎整備を志向した戦略が策定され、そこでのデジタル技術の活用が議題に上った。市長は、「市民の利便性向上が最優先である」と強調し、デジタル手続きの拡大に向けた取り組みを続けていく意向を示した。特に「誰一人取り残さないDX」推進への取り組みが重要視されていることが伝えられた。

この他、富田林版「こどもまんなか社会」の実現に向けた取り組みや、介護保険事業計画についての議論も行われ、各家庭への支援の必要性、地域の特性を生かした支援策の充実が求められた。

議会開催日
議会名令和5年12月定例会(第4回)
議事録
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