令和3年6月17日、富田林市議会で第2回定例会の4日目が開催されました。
出席した議員全員および市の主要な職員が揃い、計10件の議案を審議しました。最も注目されたのは、「富田林市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」で、原案通り可決されました。これにより家庭的保育事業の基準が明確になり、さらなる充実が就労環境を整える上で期待されています。
また、議案第26号の「富田林市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担等に関する条例の一部を改正する条例」についても、委員会の付託が省略され、同様に原案通り可決されました。利用者負担の透明性向上が図られ、保育に関わる資金の流れが改善される見通しです。詳細な説明は市長公室長の谷口勝久氏が行いました。
議案第30号、「令和3年度大阪府富田林市一般会計補正予算(第5号)」も上程され、特に新型コロナウイルスワクチン接種関連の追加経費が重要な項目として挙げられました。渡部るり総務部長は、補正の必要性を説明し、支出内容につき詳細を報告しました。
その他、請願第3号に対しても議論が交わされ、「ジェンダー平等社会」と「個人の尊厳」に逆行する所得税法第56条の廃止が求められました。この請願は多くの議員から支持を受け、今後の展開が注目されます。
最後に、議長の京谷精久氏は、次回会議の日程を告知し、休会を宣言しました。今回の議会での決議が、今後の富田林市の政策にどのように反映されていくのか、引き続き注目していく必要があります。