令和元年6月18日に富田林市議会第1回定例会が開催された。
市長の吉村善美氏は、初めての定例会において所信表明を行い、全28件の議案を提案した。
吉村市長は議会で、「私は、富田林に育ち、このまちに対する熱い思いを持っている。今後は市民本位の市政推進を掲げ、地域福祉の向上に影響を与える施策に力を入れていく」と述べ、本市のさらなる発展を願った。市政には、最初に特に重要な市民相談やコミュニティの強化が挙げられ、視覚障がい者との対話を通じて実感した課題の解決に向けて挑戦するという。
また、令和元年度の補正予算案についても説明した。
公園施設の整備や防災対策などに関する予算として、約7億5千万円を提案しており、市民に安心して暮らせる環境を整備するための具体的な支出を明示した。
さらに、議事の中で副市長の選任と教育長の任命が議題に上がり、両者ともに同意が得られて選任された経緯も紹介された。特に副市長の置田保巳氏は、教育や福祉の分野において実績を持ち、吉村市長の政策を支える重要な役割を果たしていくこととなる。
報告事項では、今年度の財源の運用や公営企業の状況、重要文化財や農地に関する条例改正案が提出された。
富田林市は、地域での寄付や助成金を受けながら、このように市民の声を大切にし、持続的な地域発展や住民の福祉向上を目指して施策を進める。
特に市民の活力を生み出すために、産業や文化的活動の支援策も強化することを約束し、総合的な地域の発展に向けた道筋が示された。
結びに、議長の岡田英樹氏が、本日の審議を締めくくり、次回会議の再開予定日を通知した。議会全体を通じて、富田林市の住民がより良い生活を送るための施策が連携して進められる必要性が再確認された。