令和2年3月5日、富田林市議会は第1回定例会の第2日目を開いており、さまざまな議題が議論されました。
特に注目されたのが市制施行70周年の事業です。市長 吉村善美氏は「市民が参加できる形で行っていく」と期待を寄せ、お祝いイベントの実施を説明しました。市民が参加できる事業を通じて、愛着心を深めつつ、次の世代つなぐことが重要と述べました。
「誰も置き去りにしない」という理念に基づき、環境づくりも議論されました。市では、困難を感じている市民をサポートする「福祉なんでも相談窓口」を設置し、参加型の相談を促すことで、様々な市民のニーズに応えられることを目的としています。アウトリーチを含む多様な手法により、住みやすい環境づくりが期待されています。
子どもたちの健全育成にも力を入れており、教育機関との連携強化が図られています。学校を地域に開放し、世代を超えた交流を促進する方針が示され、地域の人々とともに、子どもたちが成長できる環境を整えることが求められています。また、学校を拠点とした地域づくりの重要性についても強調されています。
観光政策では、「生活空間型観光」という新しいモデルについても言及がありました。これは地域の生活と観光の両立を図るもので、地元住民と観光客の交流を促進する狙いがあります。特に寺内町の歴史的な価値を活かし、地域資源の持続可能な活用を目指しています。