令和元年9月12日、富田林市議会の第2回定例会が開催されました。
この日の会議では、21件の議案が一括で審議され、重要な条例の改正案が可決されました。
特に注目されたのは、幼児教育・保育の無償化に関する議案第33号です。こども未来室長の寺元宏行氏は、この無償化が10月1日から施行されることを説明しました。具体的には、富田林市立保育所条例の改正が行われ、3歳から5歳までの全ての子どもが利用料を無償にすることが決定されました。
また、災害弔慰金の支給に関する条例の改正や、手数料条例の改正についても議論が交わされ、これらの法改正は市のサービス向上を目指すものであると強調されました。議案第22号と議案第23号についても、委員会付託を省略し、即座に採決が行われました。
今回の補正予算案では、一般会計において2億2177万5千円が追加され、合わせて427億6619万9千円とされました。総務部長の渡部るり氏は、この補正が幼児教育無償化の施行に伴うものであることを説明しました。
さらに、議案第34号に関しては、消防長の京谷倫之介氏が、消防デジタル無線機器購入パンの入札に関するもので、損害賠償請求を行うための根拠を示しました。市は、422万5千円を請求することに決定しました。
市議会では、特に幼児教育の無償化が政策の重要な進展であるとの意見が相次ぎました。多くの議員から市民への直接的な利益を実感できる施策として期待が寄せられています。次回の委員会日程も告知され、10月には再び会議が開かれる予定です。