令和4年1月13日、富田林市議会で第1回臨時会が開催された。
本会議では、新型コロナウイルス感染症対策に関する予算が中心に審議された。市長の吉村善美氏は、生活困窮者支援金や臨時特別交付金の支給、それにマイナポイント事業に関する予算についての承認を求めた。
日程に入る前に、吉村市長は出席議員に感謝の意を示し、現状の厳しさを強調した。特に感染拡大の影響による市民生活への支援が急務であることを述べた。
臨時会の日程は、会議録署名議員の指名、会期の決定、和解および損害賠償の専決処分報告、そして一般会計補正予算の審議と構成されている。
和解及び損害賠償については、市民人権部長の土井清美氏が報告した。市の公用車が事故を起こし、負傷者に対する賠償金を支払うことが決まった。事故に対する市の過失は9割とされた。
また、令和3年度一般会計補正予算(第12号)についても提案され、総務部長の谷口勝久氏がその内容を説明した。 proposed 17億4,459万5,000円の追加が求められ、総額は480億7,357万6,000円となる。特に、生活困窮者支援金は580万7,000円、臨時特別給付金事業には17億3,275万2,000円が見込まれる。
議案審議において、議員からは具体的な事務委託やその選定方法について質問が相次いだ。中山佑子氏は、以前のコールセンター業務のデータを挙げて、事務委託先の選定基準について指摘した。
また、臨時特別給付金事業に対する質問もされ、部長の花岡憲氏は説明を行った。特に、迅速な申請処理が求められる中、行政の業務委託先には地元の人材を優先するよう求める意見も出た。
質疑を経て、議案は原案通り可決された。吉村市長は、議員による慎重な審議と理解に感謝し、支援の遅滞なく行う姿勢を示した。
最後に、吉村市長は新型コロナウイルス対策に関する市の取り組みを強調し、市民への支援を誓った。