大阪狭山市議会の定例月議会が令和2年9月18日に開催された。
本会議では、重要な議案として「令和2年度一般会計補正予算(第13号)」が審議された。
市長の古川照人氏は、補正予算の趣旨を説明し、歳入歳出それぞれ3,674万6,000円の増加が見込まれていると報告した。「住民票の写し及び印鑑登録証明書のコンビニ交付サービス開始に関連するシステム改修」「高齢者等へのインフルエンザワクチン接種の無償化」などが計上された経費の中で特に重要な点である。
総務部長の三井雅裕氏も詳細な説明を行い、補正後の予算総額281億785万5,000円を提示した。具体的には、コンビニ交付サービスの導入促進として約1,099万9,000円が計上され、さらにインフルエンザワクチンの定期接種に伴う補助金として約1,115万円も盛り込まれた。また、財源調整のため1,459万7,000円の基金繰入金が必要とされている。
市民生活部長の山田裕洋氏は、コンビニで住民票や印鑑証明書を交付できるよう整備が進むことへの期待を語った。「市民の利便性の向上を目指す取り組みであり、今後の運用がスムーズに行われることを望んでいる」と述べた。今回の補正予算により、特に高齢者の健康促進と生活支援が強化されることが期待されている。
議会では、市長の発言に対する質疑は行われなかったものの、今後の審議に期待が寄せられた。今回の補正予算がどのように市民生活に影響を与えるかが注目されている。議長の山本尚生氏は、最後に本日の日程が無事終了したことを報告し、散会を宣言した。