令和4年12月21日、うるま市議会では第165回定例会が開かれ、多様な議案が審議された。
特に注目されたのは、うるま市職員の定年年齢引上げに関する条例である。これにより、職員の定年が60歳から65歳に引き上げられることになった。伊波良明総務委員長は「この改正により、より多くの知識と経験を持つ職員が継続して市政に貢献することが期待される」と述べた。
また、うるま市行政財産使用料条例の改正案も議題となった。この条例では、市の公共施設における駐車場使用料を一律月額3,000円と設定される予定であり、特別職の常勤職員も徴収の対象となる。特に再任用職員や会計年度任用職員についての取り扱いに関しては、議員から様々な意見が出された。伊盛サチ子議員は「使用料の一律設定が公平性を欠くおそれがある」と指摘した。
さらに、津堅島訓練場におけるパラシュート降下訓練に対する抗議の意見書も提出された。これに対し、賛否が分かれた議論が展開された。金城加奈栄議員は「この訓練は市民の安全に関わる重大な問題であり、厳重に抗議する必要がある」と主張した。
最終的に、同訓練に対する意見書は賛成少数で否決され、議会は事前通告や訓練内容の公表が適切に行われてきたことを確認した。
この他にも、様々な議題に関して大規模な審議が行われ、うるま市の今後の展望に向けて重要な決定が下された。この会議を通じて、市民の声を反映した政策が進められることが期待されている。