令和2年第6回竹富町議会が12月4日に開會された。
議会の主な議題には、2020年度の各種特別会計や一般会計の補正予算が含まれた。町長の西大舛髙旬氏は、補正予算について各種の必要性やその背景を詳しく説明し、特に新型コロナウイルス感染症対策について、町民の安全を守るための措置が強調された。
西大舛町長は「本案は、歳入歳出それぞれ1,344万円を減額し、歳入歳出予算の総額を105億7,103万9,000円と定める」と述べた。具体的には、議案第83号から第87号にわたる補正予算案が提示され、それぞれの内容は会議中に詳細に説明される計画だ。特に、介護保険や後期高齢者医療など、地域住民への影響が大きい項目についての議論に注目が集まることが予想される。
さらに、新田長男議長は会期についても決定し、12月4日から11日までの8日間の議会が行われることを確認した。この間に町の様々な問題が審議されることから、地域住民への直接的な影響が見込まれる。
議案第88号から第90号にかけての条例案も提案され、企業版ふるさと納税基金条例や手数料条例の改正、新たなねこ飼養条例の制定についても説明がなされた。新たな条例の施行によって、町民生活がさらに充実することが期待されている。特にねこ飼養条例の改正には、飼い主と地域社会における責任が求められる。
また、工事請負契約に関する議案も数多く提出されており、福祉施設の建設や送水管の更新等が議題に上がっている。西大舛町長は、これらの工事契約の必要性とその影響についても言及し、町のインフラ整備が進むことを強調した。
最後に、竹富町の感染症対策として、搬送車両の購入やGIGAスクール端末の導入についても言及され、町の将来を見据えた施策が進められることが期待されている。