令和6年第4回竹富町議会(6月定例会)が開催された。
この会議では、会期の決定や複数の報告事項が議題として取り上げられた。
議長の大久研一氏は、会期を本日から6月14日までの8日間とする案を提出し、異議なく了承された。
続いて、事務局長の山城元氏が、いくつかの報告事項を説明した。
中でも、竹富小中学校の校舎老朽化に関する陳情があり、その対応が急務となっている。
さらに、運休中の貨物船の輸送滞留解消に向けた要望も挙げられた。
町長の前泊正人氏は、行政報告を行い、地域行事である海紙祭の開催を告知し、町民の活気を強調した。
また、訪問税に関する説明会の開催、公共工事の進捗なども報告された。
特に、西表島の自然環境保全活動を支援する協定締結が注目された。
この協定では、今後10年間でダイキン工業から1億円の支援が予定されており、環境保全への取り組みが強化される見込みである。
更に、令和6年度の一般会計補正予算案も提出され、詳細は今後の議案審議で説明されることとなる。
特に、一般会計への大きな補正が組まれ、歳入歳出がそれぞれ約90億円を超えることが示された。
さらに、町内の水道事業に関連して様々な報告書が提示され、その重要性が再確認された。
特に、簡易水道事業の事故繰越報告が行われ、議会としての融資援助が必要となる可能性が示唆された。
そして、議案第41号の沖縄県後期高齢者医療広域連合規約変更についても説明が行われた。
これは、特定個人識別番号の利用に関する法律改正が背景にあり、地域住民への影響がある。
竹富町は、こうした議案を通じて今後も地域課題の解決に向けた努力を続ける方針を打ち出している。
この議会は、令和6年6月14日までの計8日間の会期で進行する予定である。