令和6年の竹富町議会では、いくつかの重要な議案が議論され、可決された。
特に注目されたのが、竹富町の一般会計補正予算と福祉支援に関する議案である。議案第36号として提出された一般会計補正予算は、学校管理費の修繕に関するもので、特に竹富小中学校の校舎についての必要な修繕費が認められた。上勢頭巧議員は、この予算の重要性を訴え、「子供や先生方の安全を確保するためには必要な予算だ」と強調した。
この予算では、コンクリート爆裂による事故を未然に防ぐための措置が含まれており、今後の教育環境の整備に向けた取り組みの一環として位置付けられている。上勢頭議員は「事故が起きる前に修繕に取り組むことが重要」と述べ、補正予算の賛成を表明した。
また、福祉支援関連の議案として、訪問介護サービスに関する問題も取り上げられた。三盛克美議員は、介護報酬の引き下げがもたらす影響に懸念を示し、訪問介護事業所の運営難が深刻化する前に政府に適切な対応を求める意見書を提出。これにより、介護人材の確保が困難になる現状を訴えており、今後の議論が必要とされる。
議案の可決に際しては、いずれの議員からも賛成の意見が相次ぐ中で進行し、特に上勢頭議員や山下義雄議員の活動が目立った。このように、福祉・教育・自然環境の保全に関わる重要な取り組みが進められることで、竹富町の将来に向けた基盤が少しずつ整えられている感がある。