令和4年第5回竹富町議会が9月29日に開催された。
議会では、令和3年度の一般会計歳入歳出決算などが問題にされ、特に予備費からの流用について質疑が行われた。東金嶺肇議員は、「予備費からの充用の理由は何か」と尋ねた。これに対して財政課長の宮里良貴氏は、当初5,000万円が計上されたが、実際には3,100万円余りが充用されたと説明。また、必要があれば補正予算で対応しているとした。
さらに、議会は令和4年度一般会計補正予算に関する議案第66号も審議した。大浜一将議員は畜産基地建設事業費負担金の減額理由を問い、農林水産課長の登野盛恒雄氏が、コロナ禍の影響による弁済期限延長のためであると説明した。特に、今年の弁済期限を3年延長する決定が影響を与えたという。
また、宮良道子議員は議案第66号に対し、使用料の変更について不安を示した。これに対し、総務課長の田代仁氏は、庁舎使用料の減額が外郭団体の電気使用に関わるものであると答えた。彼女は土木関連の予算の変更に否定的な見方を示し、議論を呼んだ。
教育費に関する議案も採決され、特別教室にクーラーを設置するための資金が計上されることとなった。中学校では31台のクーラー設置が予定されている。