令和2年第1回竹富町議会が開催され、複数の議案が審議された。
特に注目を集めたのは廃案が求められた3つの議案である。議案第26号の竹富町総合計画第5次基本構想および第9次基本計画の策定、議案第27号の第5次竹富町国土利用計画、そして議案第28号の第2期竹富町子ども・子育て支援事業計画についてである。
これらの議案について、町長の西大舛髙旬氏は、いずれも内容の精査が必要であると強調した。議長の新田長男氏が撤回請求について投票を促すと、いずれの議案も「異議なし」で撤回が決まった。
その他にも、竹富町の各課設置条例や議会委員会条例の改正に関する議案が続き、質疑が行われた。特に、フルタイム会計年度任用職員の給与に関する条例改正に関しては、三盛克美議員がその影響について質疑を行った。総務課長の新城賢良氏は、給与は基本的に現在と同じか上がると説明した。
また、議案第25号に関しては、竹富町過疎地域自立促進計画の一部変更がテーマとなり、議員からは具体的な事業計画についての質疑があった。特に沖縄観光防災力強化支援事業については、観光客向けの支援体制が重要視されている。ここでは、観光客と地元住民を対象とした支援物資の整備が行われることが評価された。
議会の審議は煮詰まることなく進行し、議員らは慎重に議案について意見を交わした。議長が質疑を終了すると、会議は無事に散会した。