令和元年12月13日、竹富町議会の第6回定例会が開催された。
この会議では、令和元年度竹富町一般会計補正予算(第3号)が議題に上がり、激しい議論が展開された。大久研一議員は、「年度当初に計上した予算が次々と減額されるのは問題」と指摘し、事業計画におけるより詳細な精査を求めた。特に、焼却炉の燃料費や学校施設の光熱費の増加が懸念される中、適切な対策が必要だと強調した。
また、三盛克美議員は、ヤマネコ交通事故対策として計上された草刈り作業の予算を20万円に設定したことについて触れ、事故の頻発に危機感を示した。そして、来年度は予算の増額を要望することで、事故を防ぐ環境整備を進める必要があると訴えた。
このほか、複数の議案が一括して可決された。令和元年度国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、介護保険事業特別会計補正予算(第3号)などがそれに該当する。これらはすべて異議なく原案どおり可決された。
さらに、鳩間島の留学支援多目的施設の設置及び管理に関する条例については、大久研一議員から具体的な運用についての要望が出た。具体的には、長期休暇中の部活動への支障を避けるため、地域との協議の必要性が指摘された。結局、この議案も全会一致で可決された。
竹富町職員の給与や勤務時間に関する条例の改正も同様に原案通り可決された。これにより、町の職員の待遇改善が期待される。最後に行われた選挙管理委員及び補充員の選挙もスムーズに進行し、新たに当選者が選ばれた。
この日の議会は、様々な課題に対して迅速かつ的確な対策を講じ、全議案を可決することができた。竹富町のさらなる発展を目指し、議会の役割は重要であると言える。