令和3年3月17日、竹富町議会の第2回会議が行われ、様々な議題に関して議論が交わされた。
中でも注目を集めたのが、介護保険事業特別会計補正予算（第5号）である。この補正予算は、令和元年度の確定した介護給付費負担金交付額に基づき、497万円の増額を提案するもので、予算全体が4億6,983万5,000円に達することとなる。町長、西大舛髙旬氏は、「町民の生活をより良くするため、確実に使われるよう努力している」と述べた。
さらに、議会では新年度の西表大原庁舎早期整備についても議論され、具体的には、庁舎の建設予定地の海抜は10メートル以上であり、地元に対する説得力を持つことが強調された。ただ、棄却案もある中、慎重に事業を進めていく必要がある。地方創生と住民の利便性の向上を図るため、選ばれた場所に庁舎が建設されることを期待されている。
また、サトウキビ生産事業に関しては、農林水産物の生産性を向上させるため、機械化の促進が提案され、これには導入希望が寄せられている今年度の公募を活用することが約束された。加えて、町内の畜産振興に向けても優良母牛導入事業などが進行中で、支援体制の強化が求められている。さらに、拓展する農業資材流通条件の改善が必要であり、移入コストの軽減策についても積極的に検討されることが望まれている。
この実施検討に続いて、避難場所の整備や、電線地中化事業、黒島研究所のリニューアル計画も話題となった。特に旧トイレ整備の進捗に関して、早急な対応が求められており、当局はそれぞれの進行状況に注力しなければならない。
今回の議論の中で、議会では具体的な問題解決に向けた話し合いが活発に行われており、真剣な議論がなされ、次回の補正予算には、各課の取組が反映されることが期待されている。