令和3年第4回竹富町議会臨時会が7月16日に開会された。
この議会では、さまざまな議案の審議が予定されている。会議録署名議員の指名では、山下義雄議員と三盛克美議員が選ばれた。
会期については、この臨時会が1日のみとすることが決定された。不在が多い条件下での会期設定は、議会運営の柔軟さを物語っている。議案第51号では、令和3年度竹富町一般会計補正予算が上程された。町長の西大舛髙旬氏が提案理由を説明し、歳入歳出それぞれ1,580万円を増額する内容が示された。
特に、子育て世帯への生活支援特別給付金として2,580万円が計上されることによって、非課税世帯の児童に向けた支援が施行される。質疑応答の中で、宮良道子議員は、指定された児童への給付の内訳について再確認を求めた。これに対し、福祉支援課長の新さとみ氏は、交付金は6月に決定された内容と同じであると答え、申請手続きの流れについても述べた。
また、議案第52号では、小浜職員住宅建設事業における工事委託契約に関する誤りについて説明があった。総務課長の新盛勝一氏は、消費税が契約金に反映されていなかった基本的な誤りがあったことを認め、チェック体制の強化を誓った。議会議員たちは、このミスが再発しないよう強く要望し、住民からの信頼を回復するための取り組みを求めている。
議案第53号では、小浜島複合型福祉施設増設工事の請負契約についても説明があった。この議案も同様に可決され、今後の施設計画が前進することが期待されている。議長の新田長男氏は、「これで本日の議事日程は全部終了」と述べ、会議は閉会した。
竹富町議会では、今後も地域住民への支援や公共事業が進行し、町の活性化に寄与することが期待される。