令和元年第5回竹富町議会が9月20日に開催された。
この会議では、竹富町の平成30年度一般会計歳入歳出決算の認定が行われた。報告を行った総務財政委員長の三盛克美氏は、歳入の決算額は76億4,892万9,568円、歳出は68億2,903万3,423円で、差引残額は2億7,915万587円となっていると述べた。特に、歳入の主な内訳として地方交付税が39.9%を占めており、町税収入の改善が求められている。
また、認定第2号の国民健康保険事業特別会計についても報告された。歳入決算額は6億6,138万9,078円で、県支出金が53.3%を占める。その中で、地域住民への周知を徹底し、受診率の向上に向けた取り組みが課題とされている。特に、特定健診の前年度受診率は57.5%であることも指摘された。
続いて、認定第3号から第4号までの後期高齢者医療及び介護保険事業特別会計も同様に採決された。介護保険については、保険給付費が77.4%を占める中、深化する高齢化社会に向け、今後も持続的な支出の確保が期待される。
新たに提出された予算案も含め、一連の議案は全て原案通り可決され、特にプレミアム付き商品券事業費や脱炭素地域モデル事業については、住民生活に直結する重要な内容とされ、議会内での賛同を得た。今後も町民の暮らし向上を目指し、確実な事業執行を要望された。