令和6年3月12日に開催された竹富町議会では、町の重要な政策と施策が幅広く議論された。
この中で、ふるさと納税の具体的な取組について政策推進課長の小濵啓由氏が発言した。彼は、令和6年度の寄附金目標を4億円とし、過去の実績を踏まえて取り組んでいく方針を強調した。さらに、返礼品にかかる事務費を50%以内に維持する点も言及した。これに対まず大久研一議員は、企業版ふるさと納税に関する延長の可能性に触れ、政策推進課長は国の動向に応じて対応していくことを述べた。
続いて、波照間空港再開についての議論が行われ、政策推進課長の小濵啓由氏は、搭乗率がおおむね32.9%であることを報告した。県の補助金制度についても言及し、町が3分の1の負担をすることになると説明した。
イリオモテヤマネコの発見の地に設けられる駐車場の進捗については、観光振興に絡めた重要な施策として注目されている。課長は、整備が進められているとした。さらに、地域の交通安全についても議論が交わされ、特に県道215号線のガードレール設置要望が強調された。これは最近の事故を受けて、町民からの強い要望が寄せられている。
古見小学校の跡地活用に関する検討も行われた。教育委員会の根原健氏は、地域住民の意見を反映させるため、跡地利用検討委員会を設けることを発表。地域の声を尊重しつつ、活性化が図られるよう努力することが確認された。
最後に、大原歯科診療所の休止についての議論が行われ、医師の確保が困難である現状が説明された。地域の住民は、その代わりに石垣市内の診療所への通院補助を受けることができると紹介された。