令和2年の竹富町議会が開催され、鳩間島と上原間の航路確保についての話題が焦点となった。住民の生活を支えるため、航路の改善が急務とされ、関係者との協議が進められることが期待されている。
この問題に関し、那根操議員は、特に海が荒れる冬季の定期便不足を指摘。現在のフェリー会社による運航体制では、町民が不安を抱えていることを強調した。町は、今後個人による委託航路の運営も模索しているが、具体的な計画はまだ整っていない。
さらに、船浮地区では生活物資の配送サービスが求められている。過去には路線バスを利用した物資運送があったが、トラブルが発生し、サービスが縮小された経緯がある。町は関係業者と協議を重ね、国や県の補助を利用して改善策を検討する意向を示した。
新城島においても、港の安全確保を求める声が上がっている。現在は県と連携し、浮き桟橋の整備計画が進行中であるが、合意が得られず途絶えていた過去の経緯もあった。町は今後、浸水対策を含めた整備を検討中である。
議会の中で、議員からの要望を受けて西表小中学校の運動場改修が進む。町長は、記念行事を控え、早期の整備を行政の重要な課題と位置づける意向を述べた。
竹富町の議会では、住民の生活向上を目指す施策が進められ、持続的な発展が切に望まれている。