令和3年第3回竹富町議会が開かれ、各議案の審議が行われた。
特に注目されたのは、専決処分の承認関連の議案である。
その中で「令和2年度竹富町一般会計補正予算(第9号)」が審議された。
この承認については、特に委員会付託を省略したことに異議がない声が上がり、
質疑は行われなかった。
また、竹富町税条例等の改正や、固定資産税の免除特例に関する条例なども同様の取り扱いがなされ、議会内での手続きの迅速化が図られた。
次に、地域安全対策費の街灯改修工事に関する予算計上2,300万円について、
宮良道子議員から詳細な説明の要望が挙がり、
その際には「星空保護区認定にともなうものであり、
今年度波照間島全体の改修を見込んでいる」との回答があった。
コロナウイルスワクチン接種に際しては、対象者数やワクチン確保についても質疑が集中した。
健康づくり課長の上野エミ氏は「接種対象者は3,774人で、やはり分の7,548回分が必要であり、現在約5,655回分のワクチンが確保されている」と説明した。
その後、各議案の合意形成が進み、特に竹富島複合型福祉施設や小浜島増設工事など、
地域住民や先々の利用者に配慮した設計・施工についても意見交換が行われた。
議長の新田長男氏は、議会全体の運営を通じて「町民との対話を重視し、
その要望を適切に取り入れることが不可欠である」と強調し、快適なまちづくりに向けた決意を示した。
最後には「本日も意義ある審議がなされた」として散会となった。