令和5年3月6日、竹富町議会において、重要な議案が審議された。
まず、議案第4号の「令和4年度竹富町介護保険事業特別会計補正予算」の撤回請求がなされた。竹富町長の前泊正人氏は、提出時に誤記があったと説明し、議会は異議なしで撤回を認めた。
続いて、議案第1号の「令和4年度竹富町一般会計補正予算」について質疑が行われた。上勢頭巧議員は、町外保育士誘致支援事業における減額理由を問うた。福祉支援課長の新さとみ氏は、応募がわずか1名にとどまり、減額となったと説明した。
また、減額となった竹富町文化振興観光交流拠点整備事業についても議論された。計画が変更され、予算が見直されたためである。さらに、2050年を見据えた地域再エネ導入目標策定支援事業では、目標達成に伴い実施を見送ったことから減額が発生したと通事太一郎自然観光課長が説明した。
一方、議案第11号「令和5年度竹富町介護保険事業特別会計予算」の審議では、介護給付費準備基金繰入金が減額された。新さとみ氏は、予算範囲内で対応できたため引き下げたと述べた。若年層の少子化が顕著になっており、今後の介護サービスの充実が課題とされる。
会議の終わりに、他の議案も無事可決され、竹富町の今後の予算執行が期待される。町の課題解決には、議員と町長が連携し住民の意見を取り入れた施策が求められる。