令和2年第5回竹富町議会(9月定例会)が15日、竹富町議会議事堂で開会した。
議会は、会議録署名議員の指名、会期の決定などを行った。
新田長男議長が進行する中、まず会議録署名議員として山下義雄議員と三盛克美議員が指名された。
続いて、会期の決定に関して新田議長が「本定例会の会期は、9月15日から25日までの11日間とする」と説明し、異議がないことを確認した。
その後、事務局長の通事善則氏が、例月現金出納検査結果について報告した。これには5月から8月までの報告が含まれ、内容については別添資料に記載されている。
次に、町長の西大舛髙旬氏が自身の所信表明を行った。西大舛町長は、竹富町長選挙での信任に感謝し、自身の責任の重さを感じていると述べた。
また、自らの基本理念として、町民が心豊かに生きるふるさとづくりを挙げており、特に町民主体の施策推進を強調した。これまでの施策の成果を説明し、今後も連携を大切にしながら町政を営む決意を新たにした。
重要な議題では、令和元年度決算報告が行われた。町長は、一般会計歳入歳出決算の概要を示し、歳入決算額が69億2635万8937円、歳出決算額が62億9078279円であると説明。
調定額に対しての収納率は85.3%、執行率は69.6%であり、実質収支額は4億1058万8658円となっている。詳細については後日審査が行われる予定である。
その他にも、特別会計や各所の報告が行われ、それぞれの議案が議題に上がった。中でも令和2年度補正予算の議案が多数上程され、予算総額が105億84479万円に達することが見込まれている。
今後の運営について、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、適宜施策を見直していくと通常通りの業務推進が求められた。本会議はこの後も引き続き行われ、さまざまな議題が議論される予定である。