令和2年第6回竹富町議会(12月定例会)が開催され、各議案について活発な質疑が交わされました。
最初に議題に上がったのは、令和2年度竹富町一般会計補正予算についてで、特に福祉施設整備費用の減額が注目されました。
三盛 克美議員が複合型福祉施設整備事業の予算について質疑し、1,180万円の減額理由について説明を求めました。福祉支援課長の新 さとみ氏は、竹富コミュニティセンターの解体が影響していると答えました。
新型コロナウイルス対策に関連する予算について質疑が続きました。
三盛議員は、保健予防費の580万円の減額及び、教育振興費の修学旅行費258万円の減額についても質問しました。教育委員会総務課長の田代 仁氏は、修学旅行に参加予定だった中学校の中止が要因だと説明しました。
次に、令和2年度竹富町国民健康保険事業特別会計補正予算については、特に議案が委員会付託を省略する決議を得たことが伝えられました。
続いて竹富町企業版ふるさと納税基金条例が提案され、政策推進課長の小濵 啓由氏は、企業の寄付に対する税制優遇措置について報告し、地域再生を図る条例の趣旨を説明しました。
また、竹富町ねこ飼養条例の改正案が上程され、猫の適正飼養を促進するための方策が議論されました。議員からは、地域ごとの猫管理の難しさや、マイクロチップ導入の必要性などが取り上げられました。これに対し、世界遺産推進室長の通事 太一郎氏は、条例改正の目的を強調しつつ、現状を踏まえた対策を進めていく意向を示しました。
最後に、議案第91号から第96号に関する質疑が続き、特に工事請負契約の内容や進捗状況が細かく取り上げられ、予算が各事業にどのように活用されるかが現場から報告されました。
全体として、町民による質疑や要望が多く述べられ、町の行財政運営を巡る建設的な対話が行われました。