令和3年の第3回竹富町議会が開催された。この議会は、町の重要な事項を議題としており、特に会期の決定や補正予算に関する議案が中心となった。
会期は、6月11日から15日までの5日間に決定され、異論はなかった。議長の新田長男氏は、議場でのスムーズな進行を促した。
町長の西大舛髙旬氏は、新型コロナウイルスの感染対策について町民や議員の協力に感謝を述べ、現在進行中のワクチン接種についても言及した。特に、「12歳以上の子供たちへのワクチン接種も計画している」と意気込みを見せた。
今回の議会では、補正予算に関する議案がいくつか上程され、議長が提案理由の説明を求め、町長がその内容について詳しく説明した。特に、竹富町一般会計補正予算については、歳入歳出それぞれ3億503万6,000円の増額が提案された。現在の総額は115億668万3,000円に上る。
加えて、竹富町下水道事業特別会計補正予算も審議され、500万6,000円の予算増が提案された。この予算措置により、地域の水質管理やインフラ整備がさらに進展することが期待されている。
また、複数の総合整備計画についても議論が交わされ、竹富町の地域発展に寄与する計画の一部変更が求められる場面も見られた。具体的には、竹富、黒島、波照間の各辺地の整備計画に関する議案が上程され、各議員からの意見が交わされた。
議会は、全議案において慎重な審議を経て進行し、特に重要な経費の繰越についても、正当な理由に基づき報告され、承認を求める内容が強調された。西大舛町長は、今後の進展を見据えた具体的な模様を披露し、町民に利益をもたらすための努力を続ける意向を示した。
最後に、会議は無事に散会を迎え、会期内の円滑な運営が求められていることが全体会議を通じて強調された。