令和4年3月8日に第2回竹富町議会が開催され、様々な議案が討議された。
まず、竹富辺地総合整備計画の策定について、山下義雄議員が質疑を行い、観光地域振興無電柱化推進事業の具体的内容について説明を求めた。その際、まちづくり課長の田代仁氏は、竹富地区における無電柱化の具体的な計画が「竹富一周線の2キロメートルを予定している」と述べた。
次に黒島辺地総合整備計画についても、議案が可決され、宮良道子議員が宮里線道路の改修計画について質問した。これに対して、まちづくり課長の田代仁氏は、工事が令和3年度から5年度にかけて行われることを説明し、計画の詳細について述べた。
小浜辺地総合整備計画の議案でも、議員からの質問が相次いだ。大久研一議員は、電線共同溝整備事業の内容を確認し、南風田地区の水利施設整備事業および消防車両の配置事業についても質疑を行った。いずれも田代仁氏が説明に立ち、電線地中化事業などの進捗状況について答えた。
また、竹富町過疎地域持続的発展計画の一部変更に関しては、山下義雄議員が多言語観光案内サイン整備事業に関して質問し、施策の目的や具体的な進捗について関係者からの答弁があった。特に「企業努力で観光案内を進めていく」との発言があった。
以上のような議案が次々と承認され、竹富町の地域振興や防災対策、観光政策に関する重要な議論がなされた。
この会議を通じて、地域の課題解決に向けた取り組みの進展が期待されている。特に、無電柱化事業などのビジュアルエリアの整備が、今後観光に大きく寄与すると見られる。さらに、各種施設の指定管理者についても質疑が交わされ、低料金での宿泊が町民にとって魅力的であると同時に、運営の安定性についての懸念も挙がった。
議会の最後には、令和3年度一般会計補正予算が可決され、来年度に向けた予算計画の実現に向けた具体的なステップが協議された。