令和2年6月に開催された竹富町議会では、地域の安全や新型コロナウイルスの影響など、重要な課題が議論された。特に、通学路の安全確保が焦点となり、干立地域での歩道の危険な状況が報告された。松の木の根が育ち、歩道を割ってしまう事態が生じており、児童達の通学にリスクを伴っていると指摘された。現地調査を行い、県への改善要望を速やかに行う必要が強調された。
次に、白浜地域の老朽化した公衆トイレの問題も取り上げられた。このトイレは37年間使用されており、改修が求められている。町民からの要望に応じて新しいトイレの設置が計画され、特に夏の観光シーズンを迎えるにあたって早急な対応が求められている。
さらに、浦内橋の老朽化に関する議論も行われ、県による整備計画が進行中であることが報告された。現時点では仮橋の設置工事が予定されており、進捗状況が注目されている。
美田良地域における農業用排水溝の崩れも指摘され、このことにより大雨の日には水田に水が流れ込む事例が発生している。それに対して、農家との意見交換を行い、早急な整備が必要であるとされている。
新型コロナウイルスに関する緊急対策として、特別定額給付金の支給状況が報告された。現在98%の町民への振込が完了し、残る受給者への支援策も講じられている。特に医療関連での対応に力を入れ、引き続き地域の安全と健康が守られるよう努力する方針が示された。
西大舛町長からは、次期町長選挙に出馬する意向が表明され、これまでの行政運営が評価されている一方で、今後に向けての大きな目標や課題への取り組みが語られた。ガバナンスの強化や、コロナ対策への体制構築が重要であると強調された。町の未来に向けた積極的な姿勢が町民に期待されている。