令和3年12月13日、竹富町議会は第8回(12月定例会)を開催し、様々な議案が議題に上がりました。
特に注目を集めたのは、承認第5号の専決処分の承認および議案第75号の一般会計補正予算です。承認第5号では、子育て世帯への臨時特別給付金として、18歳未満の子供一人あたり5万円を現金で支給することが決定されました。さらに、国の方針により2回目の給付金はクーポン方式になる可能性が示唆されている中で、地域では現金支給を望む声があり、町の意向が問われています。福祉支援課長の新さとみ氏は、迅速で効果的な給付を検討中だと述べました。
また、議案第76号では国民健康保険の事業特別会計補正予算が取り上げられ、議案第77号では介護保険事業の補正も含まれました。これらの内容は、町民の生活向上に直結する重要な予算であり、今後の運用が期待されるところです。
さらに、議案第80号では役場内に簡易宿泊施設を設置する条例が提案され、多くの町民や観光客に利用される見込みです。山下義雄議員は、町民と町外者での料金差が発生することを指摘し、長期滞在者の減免措置についても質問しました。管理者の新盛勝一氏は、妊産婦に対する利用料金の柔軟な対応を示唆しました。
最も新しい議案である議案第82号では、パレット使用に関する条例が設けられ、放置パレット問題に対して町内全体で協力を求めることになるでしょう。新城寛樹防災危機管理課長は、これを町民が一体となって解決すべき課題として強調しました。
最後に、出産育児一時金の改正を含む議案が採決され、竹富町の福祉政策の充実が期待されます。議会では今後も町民のニーズに応える施策を推進していく意向が示されました。