令和5年、第6回竹富町議会が9月8日に開会した。
本定例会では15日間の会期が設定され、重要な議題が上程される予定となっている。
特に、令和4年度の決算報告や次年度予算についての議論は注目される。
この日、町長の前泊正人氏は、ぱいぬ島まつりの成功を振り返り、多くの町民が参加したことに感謝を述べた。
また、姉妹町斜里町との盟約50周年を迎え、多様な記念行事が計画されているとのことだ。
事務局長の山城元氏は、議会に対する諸般の報告を行い、陳情や要請についても言及した。
県産品の優先使用や健康保険証の存続に関する要請も含まれていることが確認された。
その後、行政報告に移り、町長から公共工事の契約や各種行事の実施についての説明があった。
特に、竹富島世持御嶽前石畳整備工事や波照間農業集落排水処理施設の改修工事について、契約が締結されたことが伝えられた。
続いて、令和4年度の各会計の決算認定についての議論が行われ、一般会計の歳入決算額は102億7,023万5,601円、執行率は82.2%であり、実質収支額は3億5,602万2,164円となっている。
国民健康保険事業についても歳入決算額7億8,044万6,499円、執行率は96.4%であった。
町長による説明では、予算現額の確保と住民サービス向上に向けた取り組みが強調された。
その一環として、令和5年度の一般会計補正予算や各特別会計の補正予算が提案されている。
特に、一般会計補正予算は3億4,835万円の増額が見込まれている。
加えて、エコツーリズムの推進や観光案内人条例の改正についても審議され、地域活性化に向けた取り組みへの期待が寄せられている。
今後の議事では、竹富町の持続可能な発展に寄与する新たな施策がどのように進められるかが注目される。