令和5年6月15日、竹富町議会で一般質問が行われ、教育や環境問題が中心に取り上げられた。
特に古見小学校の統合問題が注目されている。現在、古見小学校には2年生の児童が1名、6年生が2名の計3名在籍しているが、来年には卒業者が出る予定で、意見交換会を通じて保護者や地域住民の意見を聴取することが重要である。
大浜議員は、教育行政の見地から、児童が成長するステージで同年代と触れ合う重要性を語り、少人数ながらも学校生活を充実させる必要性を説いた。複数の議員が統合に賛同し、地域活性化に向けた方向性を示した。
ノヤギに関する問題も焦点となった。農林水産課長は、西表島におけるノヤギの状況を説明。適正飼養の推進や、飼育者の登録の必要性を述べた。環境を保護するための条例の制定について、引き続き調査を実施する意向を示した。
また、竹富町庁舎の改築について、町独自の小型焼却炉の導入の意見も出された。地域循環型の社会形成を目指す町長は、これらの諸問題に対し多面的に取り組む姿勢を強調した。今後は、地域の意見をもとに、学校施設の利用や地域での防災体制の強化に向けた活動が期待される。
さらに、地元産の食材や水産物を活用した地産地消の促進、特に給食にクラシックな地元食材を使うことの重要性も述べられ、農業振興に向けた地域の努力が必要であることも示唆された。
町として、規模や体制を見直し、将来的な課題に備えた施設整備や環境保護に向けた戦略を練る必要が求められている。