令和2年第1回竹富町議会が開催され、さまざまな課題が議論された。
特に注目されたのは、祖納ウイムラの利活用に関する問題である。これまで5年間、進展が見られないこの案件に対し、那根操議員は早急な対応を求めた。政策推進課の小濵啓由課長は、平成29年度に行った調査を基にした土地利用計画が未だに進まない理由について、地域要望が多いため調整が行き届いていないと説明した。
また、西表小中学校の運動場整備についても言及された。現在、排水状況が悪く、体育の授業に影響が出ているとの報告に対して、教育委員会の仲田森和教育長は文部科学省の補助事業を目指していると述べた。次の6月には130周年を迎えることもあり、早急な対応が求められている。
さらに、中野地区の活性化施設であるわいわいホールの改善に関する意見も上がり、課題解決に向けた要望が伝えられた。特に屋根の無い円形イベントエリアに対し、改善策が期待されていることが強調された。産業振興課の登野盛恒雄課長は、劣化が進んでいることを認識しており、改善への努力を約束した。
最後に、デンサー広場の整備計画が議論され、新年度には具体的な計画が進む予定である。教育委員会の田代仁総務課長は、実施設計の進捗を報告し、今後の財源確保の調整が急務であると述べた。特に、子どもたちが安全に利用できるスペースを確保すべく、関係者の協力が必要とされている。