竹富町議会は、令和5年3月3日、定例会を開催した。
この日は、会議録署名議員の指名や会期の決定が行われ、会期は今日から16日までの14日間とすることが確認された。
次に、事務局長の西波照間優氏が、各種報告を行い、具体的には、現金出納検査結果についての報告や、普天間基地周辺の子供たちの安全保障を求める陳情、沖縄本島土砂採取計画の撤回の要請などが言及された。
町長の行政報告では、竹富町長前泊正人氏が、卒業式や転勤のシーズンに言及し、地域の皆の新たな門出を祝う意義を強調した。さらに、町長は新年度に向け、新たな気概で取り組む必要があると述べ、慎重審議への協力を求めた。
施政方針の聴取では、前泊町長が、就任以来11ヶ月の経過を振り返り、町民の声に耳を傾ける重要性を語った。また、原油価格や物価の高騰による負担軽減策として、船賃負担軽減事業について言及し、西表大原庁舎の整備にも言及した。さらに、施政方針として、町民の声を積極的に反映し、町内の様々な発展へつなげることを強調した。
施政の基本方針として、市民の声を聴きながら、町民福祉の向上を目指す方針が示された。また、行政情報の開示や透明性の確保についても触れられた。特に、浪費の削減と、効率的な運用を行うための施策が求められることが改めて確認された。
最後に、町長は、予算編成が一般会計81億2,244万6,000円、特別会計17億9,993万7,000円であることを説明し、前年度比11.4%増の予算案が承認されることを期待した。また、特別会計は20.2%減となったことも報告し、予算審議に臨む意欲を示した。