令和4年6月13日、竹富町議会が開かれ、重要な議案が次々と承認された。特に、令和3年度竹富町一般会計補正予算(第11号)の承認については、多くの質疑があり、町民の理解を求める声が上がった。
町長の前泊正人氏は、「この補正予算は、地域安全対策や子育て世帯への支援を強化することを目的としている」と説明した。具体的には、地域安全対策費として2,000万円が計上され、街灯改修工事が進められることが確認された。
また、宮良道子議員からは、税条例等の改正に関し、具体的な条文の理解を深めるための質問がなされた。税務課長の山城元氏は、条文の明確化を図るため、議案における第1条の位置づけの説明を丁寧に行った。これに対し、宮良議員は今後の条文改善について提案した。特に、条例に関する用語の明確化が多くの町民に理解されることが重要であると強調した。
さらに、三盛克美議員は、固定資産税の課税免除等に関する特例条例の改正案に対して、町民への周知方法について指摘した。税務課長は、広報媒体やウェブサイトを駆使し、町民に分かりやすい情報発信を行う計画を述べ、議員からも賛同を受けた。これにより、新たに設けられる特例措置が広く認識され、地域活性化につながることが期待される。
ほかにも、保育所設置条例の改正が報告され、未来の子育て支援のあり方や、地域の保育施設の充実を模索する議論が行われた。各議員からは、複合型福祉施設の設立に関する案についても質問があり、福祉支援課から具体的な運営方針が示された。
この日の議会では、全体的に町民の安心・安全を確保し、持続可能な地域経済を目指すための取り組みが着実に進められることが強調された。各議案には全議員からの理解と支持が得られる中、次回の議会でもさらなる充実した議論が期待されている。