令和元年第6回竹富町議会(12月定例会)が、12月11日に行われ、幾つかの重要案件が審議されている。この議会では、集落排水や下水道整備に関しての話が特に注目されている。今回の整備事業は、世界自然遺産の環境保全に向けて重要なプロジェクトである。
議員の渡久山康秀氏は、丁寧な調査を通じて、この下水道整備事業が住民負担を軽減しつつ実施されることの重要性を指摘した。適切な方法を選択するためには、住民からの意見収集が不可欠であるとの考えを述べた。
さらに、上原港におけるパレット処理の問題も取り上げられた。多くのパレットが放置されており、その解決策としてパレットの焼却や炭化の可能性が模索されている。廃車も同様に放置され、町の景観を損ねている。この点についても、所有者の特定と撤去計画が進められ、漁港の美観の維持が求められている。
上原港の荷さばき場の進捗に関しては、入札不調が続いており、事業者の経営見通しが不透明な状況が報告された。さらに中野県道の改良工事についても、所有地の調整が進まず、着工が遅れていることが問題視されている。
役場移転については、仮設庁舎への移転準備が進む中で、庁舎の設計が進行しており、早急な決定が求められている。こうした一連のプロジェクトは竹富町の未来に大きな影響を与える可能性が高く、引き続き町民の意見を反映しながら進められることが望まれる。