令和3年2月18日、竹富町議会臨時会が開会した。
今回の会議においては、地方自治法に基づく専決処分の報告と補正予算案が議題に上がった。
議会の委任による専決処分の報告は、3件が提出されており、それぞれ町の福祉と建設に関する重要なものである。
特に、西表製糖工場宿舎等整備事業は、設計及び建築業務において契約期間の変更があり、報告がなされた。これに対し町長の西大舛髙旬氏は「工事委託契約の一部変更について専決処分を行った」と説明した。
次に、昨年度の一般会計補正予算(第7号)が提案された。
この予算案は、総額は106億5,644万1,000円に増額される計画で、主には新型コロナウイルス感染症対応として、8300万の支出が組み込まれることが報告された。特に、町内での支援金事業を通じて、地域の経済を支えることが大きな目的である。
政策推進課の小濵啓由課長は、竹富町がんばる事業者応援支援金事業について「昨年協力金を受給できなかった業者へ支援を行うため、今回の補正予算を組んだ」と強調した。
また、ワクチン接種の準備も進んでいるが、接種が実施される際、全町民が順次受けられるよう体制が整えられる予定だ。
町職員のテレワーク制度も検討されており、感染拡大防止策が継続的に求められている。議会では、今後のワクチン接種体制についても十分な配慮を行うよう求める声が上がった。
さらに、議員からの質疑に対し、みなし法人への支援や水道料金減免など、具体的な施策が確認された。
最後に、議案第1号の補正予算が原案通り可決され議会は閉会した。