令和5年3月15日、竹富町議会での一般質問が行われ、保育士不足や教育行政など、多様な課題が取り上げられた。
特に、子育て支援の重要性が強調され、保育士の負担軽減や確保策が求められた。公明党の三盛克美議員は、「子育て支援が充実しなければ、町の未来はない。」と述べ、保育士の業務軽減策や支援の重要性を訴えた。
教育委員会の教育課長、西原智君は、次年度から幼稚園に教諭を1名増員し、保育士確保に前向きであると説明した。他にも、保育士に対する奨学金制度について触れ、「制度を研究して、支援できる方法を考えたい。」と答えた。この制度は、多くの自治体で導入されており、若者の定着を促す狙いがある。
また、上盛政秀議員は、地域の高齢者支援について言及し、「高齢者がデジタル社会に取り残されないよう、地域での支援体制が重要だ。」と述べ、サポート体制の強化を求めた。高齢者がデジタル技術を利用して生活の質を向上させることは、町全体の福祉に寄与すると期待される。
さらに、商業文化振興においても、竹富町独自の観光施策が求められた。大浜議員は、「観光業は我々の経済の柱。連携を深め、観光資源を最大化する必要がある。」と主張し、特に地元の食材を活用した商品開発の重要性について説明した。
町長の前泊正人君は、補助金や支援策を通じた地域活性化への取り組みを約束し、特に高齢者対象のデジタルサポートが試みられ、町役場機能をスマホの中に持ち込む意義についても話された。