令和3年第7回竹富町議会臨時会が11月5日、竹富町議会議事堂で開かれた。
この会議では、令和3年度竹富町一般会計補正予算(第4号)や職員の給与に関する条例等の一部改正、新庁舎整備事業に関する議案などが審議された。
特に、議案第69号の補正予算案については、西大舛髙旬町長が詳細を説明した。補正予算は、歳入歳出それぞれ1,200万5,000円を増額し、総額126億7,836万6,000円とするものである。この予算には、新型コロナウイルス感染症対策事業が含まれており、福祉支援課長の新さとみ氏は、一人親家庭の支援体制の強化を目的とした取り組みについて説明した。
また、職員の給与に関する条例改正は、沖縄県人事委員会の勧告に基づくものであり、町長はその必要性を強調した。これに対する質疑では、職員の給与見直しに関連する懸念が示された。
さらに、地域活性化宿泊施設「ふるさと寮」の管理者指定に関連して、大久研一議員が指定管理者の選定方法や契約期間について質問し、産業振興課長の登野盛恒雄氏が指定管理者の公募について説明した。
議案72号では、西表島汚泥再生処理センター建設工事の請負契約が提案され、この案件の財源割合が明らかにされた。町民課長の冝間正八氏は、国庫交付金と地方債のバランスについて言及した。
さらには、新庁舎整備に関する議案73号では、映像音響システムの追加に伴う工事契約変更が議論され、町民の関心が寄せられた。町民の意見を考慮しつつ、これまでの備品の再利用に関する質疑も行われ、町側の意向が示された。
新庁舎における什器類の設置についても議案74号として提案され、ここでの再利用の可能性や処分方法についての説明がなされた。