令和元年第5回竹富町議会が開会した。この議会では、様々な重要議題が審議され、行政報告なども行われた。
まず、会期は本日から9月20日までの15日間と決定した。議長の新田長男氏が日程の進行を担当し、会議録署名議員は宮良道子氏と山下義雄氏の2名が選ばれた。
続いて、事務局長の通事善則氏が諸般の報告を行った。ここでは、6月分から7月分にかけての現金出納検査結果や、県産品の優先使用に関する要請、さらには生活保護制度の充実に関する陳情などが取り上げられた。また、議長の行動記録として、戦没者追悼式や日本祭りへの参加なども報告された。
町長の西大舛髙旬氏による行政報告も行われ、台風の影響が町には大きな被害をもたらさなかったことを報告した。隣接する宮古島に関しては、甚大な被害を受けたと述べ、心からのお見舞いの言葉を表した。公共工事の進捗についても触れ、「ブロック塀改修工事や学校の契約が順調に進んでいる」とのことだ。
さらに、報告第6号の平成30年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告において、西大舛町長は、「この健全化判断比率が住民の安心につながるように努めております」との意向を示した。続いて、他の報告書も続々と提出され、竹富町における財政状況が詳述された。
特に、一般会計については、歳入決算額が71億818万4,010円、歳出決算額は68億2,903万3,423円であり、実質収支額は2億836万587円に達した。指出された数字からは、町の健全な運営状況が確認されつつある。
今回の議会では、各種補正予算や条例改正案が提案された。例えば、令和元年度竹富町一般会計補正予算(第2号)では、歳入歳出それぞれ2億2,288万6,000円の増額が見込まれ、予算の総額は81億5,457万1,000円に達する予定だ。
また、フルタイム及びパートタイム会計年度任用職員に関する条例案も提出された。これにより、より良い住民サービスが提供されることが期待されている。さらに、観光案内人条例や森林環境譲与税基金条例等も審議され、地域資源の持続可能な活用が強調された。
議会は今後、さらなる審議を重ね、次回会議は9日定刻から実施される予定だ。