令和5年3月30日、竹富町議会臨時会が開催された。
この会議では、いくつかの重要な議題が議論され、特に竹富町副町長の選任についての議論が注目を集めた。
まず、町長の前泊正人氏が副町長の選任に関する説明を行った。
前泊氏は、この度の副町長選任にあたり、53名の応募者の中から選ばれた候補者の意義を強調した。
「しっかりと町民の声を聞いて改革を進められる人材が求められた」と述べた。
一方、議員の上勢頭巧氏は、選考に至った経緯や透明性について疑問を呈した。
彼は「町民の注目を集めた選考に、なぜ詳細な説明が行われなかったのか」と厳しく質問した。
さらに議会では、副町長候補のプロフィールがほとんど知られていなかったことを批判する声も上がった。
山下義雄氏は「自己紹介やプロフィールの提示がなかった」とし、その姿勢に疑念を示した。
討論では、承認に賛成の意見もあったが、反対意見が多く挙がる結果となった。
宮良道子氏は「副町長としての職員との信頼関係の置き所がまだ足りない」と述べ、反対討論に回った。
採決の結果、同意第2号は否決された。
これにより新たな副町長の選任は白紙に戻った形で、町民や議員からのさらなる説明が求められつつある。